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森の要所に室(むろ)をつくる&森林のケア

更新日:2019年10月13日

千葉県のほぼ真ん中あたり、「土気」というところに、造園家であり地球の環境改善活動団体「地球守」代表の高田宏臣さんが開いたダーチャフィールドがあります。



ロシアで普及している、都会と田舎の2拠点生活で自給的な暮らしを実現するダーチャ。


元々は荒地で草も生えなかったようなかたい地面と荒れたやぶのような場所だったのが、

水と空気のつまりをとって、大地が呼吸できるようにしてあげることで

水が湧き出し、小川が流れ、樹々はイキイキと育ち草も生えてふかふかの地面となった、千葉土気ダーチャの森。


そんな土気ダーチャフィールドの小川のほとり、段丘のキワに横穴を掘って「室(むろ)」を作ります。


むろとは・・・

電気も冷蔵庫もない時代、裏山の段丘急傾斜に掘ったムロを天然の冷蔵庫としていました。

土中の水と空気の流れる場所で、上部の住まいを大切に守る役割を果たすのが良いムロ。

そこではモノが腐敗せず、発酵食品の貯蔵にも最高で、そして住まいをイヤシロチに導くのです。


そして、実は人間が年を取ってそろそろあの世に行くときになると、こうしたむろに入り、そこで往生の時を迎えてきたのです。


古代古墳のつくりはまさにむろです。かつての土葬や風葬というのはとても自然の理にかなった尊厳ある命の扱いでした。人間が自然の循環の中で生きて暮らして死んでいた調和の世界がそこにはあったのですね。


むろは暮らしの中の命の源として、敷地の中の神聖な場所とされてきました。


今回のワークショップでは、こうした智恵を学びながら、横穴を掘り、土中の水の流れを整え、丸太で洞穴を補強する作業を共有したいと思います。


土気ダーチャでは、薪で沸かした五右衛門風呂や、心地よいつくりの小屋での気持ちいい睡眠とよい目覚めも貴重な体験となることでしょう。


みなさまのご参加を心よりお待ちしております。


日時:11月3日(日)ー4日(月・祝日)

3日

13:00 開場

13:30 ダーチャ案内、ムロ掘り

17:00 終了予定 

18:30~ 夕食・交流会

4日

7:00-8:00 ダーチャ案内・観察会(希望者のみ)

8:30  朝食

9:30 講座&WS開始 ムロ作り、

12:00 終了

12:30  軽食、交流会

14:00 終了、解散(駅まで送迎)


場所:千葉・土気ダーチャフィールド


イベントの詳細・お申し込みは

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