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日本のいにしえの建築土木は御神事

昨日から、春からシェアダーチャになる場所に小屋を建て始めました。


土中環境に配慮した、貴重な昔ながらの石破建ての基礎が見られる最初の基礎。


平日にもかかわらず告知したその日のうちに定員が埋まってしまい、当日は50人もの人が集まりました。


昔ながらの伝統的な石破建てでの小屋つくりでの、最初の床下の土中環境を改善しながらの基礎の作業でした。


昔はそんな風に、何かを施工する際にはきちんと環境への配慮がなされることが同時に行われていた。


それが本来の伝統的な工法というもの。


ところが現代ではその形式だけが残り、本来の大事な本質の部分が忘れられ抜けてしまっていることが数多くある。


家というものの最初の基礎になる床下の土地の整備と家の基礎を立てるのとを、同時にこうしてできる機会はもう、またとないことです。


昨日はそれが見られて、また作業も参加できてほんとうに貴重な体験でした。


作業は焼いた杭を打ち込むヨイトマケの作業から。



あの「お父ちゃんのため〜なら〜エンヤコラ〜、子供の〜ため〜なら〜エンヤコラ〜」

のヨイトマケの唄のやつです。





仕事だときついと思う作業も、こんなのもみんなでやったらあっという間。


場の空気が終始和やかで、みんなで笑い合って楽しかった。



■せっかく教わったこと、纏めておこう。


40〜50センチくらいの丸い穴(深さは10センチくらい)の中心にまず、5尺(1.5m)の焼いた杭を打ち込む、ワラを敷き、炭を撒き、ぐり(栗石)を周りにコンコン打ち付けながら詰めて、その上にもう少し細かい石で間をつめ、瓦チップ、籾殻くん炭、竹炭、藁を捻って入れていく、そして、タンパという道具で上から平らに均して、そしてその上に束石を乗せる





この束石から磐根(いわね:石の下にいろんな生き物のいのちが宿り、菌糸が蔓延って手足を伸ばすように伸びていくことをこう言うことにしました)が育っていき、この下に打ち込まれた焼き杭とともに土地と繋がり大地とひとつになっていくのです。



こんな風になっていくということです。



■神様を呼び込む作法


日本という国では、今でも土地に土木・建築を行う際には地鎮祭というのがとり行われています。


それは家を建てる時も大きなビルを建てるときもにもなされています。


土地の神様を祀り、これから荒らすことの赦しを乞い、工事の無事、建物が末長く保たれるようにと祈願する。


そんな儀式が形式だけでも現在に残っているということは日本の誇りであって、世界でも他にないことです。


古来から日本ではそれだけ土を大切に扱ってきたし、自然に対する畏敬があったということでしょう。


そして、今回のこの伝統的な建て方は、まるでこの土地に対する畏敬に添ったものです。


工事をすることがその土地を傷めることにはならず、むしろこの作法を行うことで、土地の力を呼び覚ましていく。


その誘導をしてくれるのが菌糸だということです。


いのちを繋いでくれる菌糸たち。


この世界の始まり、天地の初発(あめつちのはじめ)の時からあるいのち。


太古の地球ではまだ生命が住める状態ではなかったとき、


放射能だらけ毒だらけでとても生命が息づける場所ではなかった。


そこに舞い降りた神様(微生物様)たちは、そんな有害毒物を食べ物のように食べて排泄して有機物に変えていき、そして最初の植物プランクトンが発生し、いのちの数珠つなぎが始まった。


あめつちのはじめからあるいのち


それは菌様・微生物様のことです。


神様というのはほんとうは微生物様のことなんです。


私たちは微生物様によって生かされているのです。


昨日の一連の作業は、神様(微生物様)を土地に、土中に埋めた御柱に、千座の置座に置き足らはした束石に、呼び込む御神事だったのだと感慨深く感じました。




とにかく大きな木槌を振りまくり、全身筋肉痛になってます。


このところ、ガテン作業が続き、ちょっと疲れた。


かかりつけのカイロプラクティックにはやく駆け込みたいです。




〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜

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Yuri Mayoko 自然療法美容師です。

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