鞍馬山

冬至の昨日、鞍馬山に登りました。



道中、様々な偶然の一致の連続でとても面白すぎた旅となりました。


その道のりは朝、ホテルを一歩出たところから始まっていました。






泊まったホテルは京都御所の近くの「ブライトンホテル」


地図で見たらなんと、鞍馬・貴船と水脈でつながっているじゃないですか!


地下から汲み上げた天然水使っているらしいから、もうすでに宿泊している時点で鞍馬山とつながっていたんだなあ、と感慨深く。


もうそこからお導きは始まっていたかもしれません。


とても居心地のいいホテルで、朝をのんびりと過ごしていたら、ホテルの朝食が終わってしまったということで、ホテルのコンシェルジュに近くのカフェを検索してもらい電話でアポ取ってもらって外に朝食食べにホテルを出てから、ふと別の気になった「カフェ・タイガー」というお店を見つけてそこに入りました。


コンシェルジュさん、せっかくアポっ取ってもらったのにすみません。


「カフェタイガー」さんは昔ながらの町屋を改装したレトロな内装の可愛い、いい感じに光のさす素敵なカフェでした。



素敵な内装ながら、あちらこちらに虎のモチーフや虎の図鑑や絵本など、虎・虎・虎なカフェでした。


なんでそんなに虎なんだろう?と思いながらも、美味しいホットサンドにサラダ、コーヒーという朝食に満足でした。


お腹を満たしていざトレッキングに出発です。


鞍馬へ行く叡山電車「出町柳」の駅はここからちょうど御所を突き抜けたところ。


平日の京都御所はまるでお人払いがされたように人がいない。


しーんとした、おごそかな空気の御所を散策させてもらいました。





御所を縦横断したところ、賀茂川と高野川が合流して鴨川となるところに出町柳駅はあり、そこから川沿いに上っていって鞍馬へと辿ります。



賀茂大橋から鴨川

叡山電車は乗っててワクワク、車窓の眺めが楽しかった。


途中よく目に止まったのは、家々の玄関に植えられた南天の木。


なんでこの辺のおうちでは玄関に南天の木がうわっているの?


疑問に感じながらも、赤い実が可愛くて綺麗で、ちょうど見頃の季節なのかな?


すごくよく目に飛び込んできた。




そうして鞍馬、山門に到着。さあいよいよ鞍馬山に入る。


とても冷たく気温は低いのだけれど、日が射してて、寒くはなく、清浄な空気の山へと入ります。


ひと気も少なく、しーんと静かで冷たい空気が心地いい。


道中たくさんの祠があり、それぞれに挨拶しながらゆっくりゆっくり、登っていきます。


山肌からは湧水が滲み出してて清らか清らか。


歩いているとそこかしこに牛若丸にまつわるエピソードが祀られている。


牛若丸が剣術の修行を天狗と一緒にしてたという伝説ですね。


一緒に旅をしていたサクマユキちゃんの、名前と同じ音の由岐(ユキ)神社に参り、それにしてもサクマさんという苗字にしてもサナトクマーラとの語呂があっているね、可笑しいねと笑いました。


そうしたら、サクマユキちゃんは、昔、ヒーラーさんに、「サクマさんって、すごい!サナトクマーラがついているよ」って言われたことがあるらしい。


すごいね、もうこれはサナトクマーラ「サクマ様」だね。


それにしてもお腹がすいた、そして、祠の数が多すぎて、御宝銭の小銭がなくなってしまいどうしようかな?と思っているところにちょうど休憩所がありました。


その名も「洗心亭」という名のお茶処で、そちらで両替がてら小銭くずすのに、抹茶のもなかアイスを買って休憩しました。


「こんな山の上の人気のないところでたったひとりでいてさみしくないですか?」


とお店の方に尋ねたところ、「ちっともさみしくないですよ!毎日この景色と音に癒されています」


と流れていたのはお経とグレゴリアンチャント(聖歌)のコラボCDで、なんとも心地の良い、体の芯の琴線に触れる音でした。


「わあ!ほんと!気持ちのいい音。」


そうですよね〜、この景色にこの清浄な空気のパワフルなエネルギーを浴びていたら、これを毎日感じていたら、寂しいとかそんな感情起こる隙もないかー。


と、ふと気づけば、そのお茶処に虎のぬいぐるみや虎の絵などが飾られていて、なんだか虎ばかり目にするな、と思って、


「どうしてこんなに虎を飾っているんですか?」と尋ねたら、


「鞍馬寺の本殿には、千手観音菩薩・毘沙門天王・護法魔王尊が祀られていて、三位一体で「尊天」とされていますが、その本殿の脇に狛犬ならぬ虎の像があります。

この虎はは毘沙門天様のお使いなのですよ」


あ、そういえば朝行ったカフェも『タイガー』だった!


えー!! じゃあ、たまたま行った朝食の『カフェ・タイガー』さんに始まって今日ずっと虎さんがここまで導いてくれたんじゃない? 偶然の一致、シンクロニシティ続きだー。


虎さんここまでお導きありがとう〜。


なんて言ってたらサクマユキちゃんが、「あれ?そういえばわたしのメアド、サクマ.タイガー.ユキだった」と言い、これまたすごい!!揃ったね、サナトクマーラに、由岐神社に、虎じゃん! なんかやっぱりおかしいよね、この旅。


そういえばその前の日に入ったご飯屋さんも、たまたま見つけていい感じって入ったら、「YURURI」(ゆるり)ってお店だった。


わたしのやってる「ゆるり自然循環生活」と同じ名前じゃん。


なんかシンクロがすぎてギャグみたい。「マンガやん」って言いながら、ことごとく続くギャグみたいなシンクロに笑いがとまらない。


いろいろ答え合わせみたいな旅だ。



ついでに今日ここまで来る途中でたくさん目にした、家々の玄関に植えられている南天についても、なぜこの辺りではそうなのか聞いてみた。


「南天は、難を転じると言って、厄除けに縁起のいい植物として玄関先に植えられている」のだそう。そして鞍馬の竹伐り会式のお祭り(6月)や由岐神社で行われる鞍馬の火祭りでも、男たちの腰に南天の小枝が差されるなどお祭りにも欠かせないものなのだそう。


南天の赤い実を乾燥させたものは煎じて飲むと喉の薬として効果があるらしく、優れた自然療法の生薬であるし、葉っぱは殺菌・防腐効果がありまた、健胃にも効き、焼き魚の下に敷かれるなどに使われる。ってな役立つお話も聞けて、ホッと疲れも取れて抹茶のアイスもなかで元気になれて、良い休憩が取れました。




お茶処洗心亭の「伊藤さん」ありがとう。もうひと頑張り、本殿に参拝して奥の院目指して行ってきまーす。とお別れして先を目指します。


洗心亭のそばにはお手水があり、龍さまが鎮座されていたけれど、コロナで手水は使えないので、素敵な植物がアレンジされていました。




そして、いよいよ本殿に到着。



口を開けた「あ」の虎と口を閉じた「ん」の虎。この2体の虎で「阿吽」の虎。


五十音が「あ」から始まり「ん」で終わることから「阿吽」は宇宙のすべてを包括しているとされています。


この世界のすべては「あ」〜「ん」で成り立っている。


スケールが壮大なことですな。


宇宙エネルギーがこの場に燦々と降り注いでいるようだ。


ちょっとくらくらしました。


本殿のさらに奥へ入っていき、奥の院へと向かいます。


本殿脇の山門をくぐると、さらにこれまで以上に「パキーン」とエネルギーが変わり、研ぎ澄まされたような空気感に変わりました。


もう、あまりの神聖さに言葉が出なくなりました。



こういう自然豊かな神聖な山道でも、ふと脇を見るとU字溝があって、水は排水として流されるようになってしまっているのに、この辺りの側溝は敷石で、水が染み込むようになっていて、そんなところでの脇の木々や植生はとても生き生きとして、若木も育っていて、場がキラキラしていた。





「木の根道」

太古の昔に地面にマグマが入り硬化したために木の根が地下に伸びることができずに地表面に出ながらこんな風になった。それにしても物凄い力強さ。




そういえば、写真には納めなかったけれど、この辺りは、2億年前もの「ジュラ紀」の地層の岩盤がところどころ露出している。その箇所箇所でそう示されていた。


大木の木の根が美しい階段を作り出している。


まるで、自然と戯れる牛若丸が歩きやすいようにと、木々が優しく配慮してなされたかのよう。



ほんと、自然は愛で溢れている。



と、ようやくようやくたどり着いた、奥の院魔王殿。

ここに太古の昔、650万年前に、護法魔王尊=サナトクマーラが降臨したとされている磐座・岩境が崇拝されている。


たどり着いたら、お約束のようにぱあっと日が射してきた。


わたしはいつもこれを「お疲れさん」と歓迎してくれたと受け止めている。


ありがとうありがとう。





とにかく、別格なパワーを感じた道中でした。


ここでUターンして下山します。


下山して思ったのですが、事前に鞍馬のマスターが、奥の院から貴船に行くのはだめだよ、貴船には貴船口から行くのはいいけどね。と言っていたのは、こういった御神体のような修験道は行って帰ってくることで完了するということではないかな、と感じました。


入った入り口にちゃんと戻ってくることで完結する、というか、リターン・リボーン、生まれ直しのようなことではないのかな。


入った入り口に戻らないというのは、行きっぱなしということか。


”鞍馬ハイキング”と検索してみると、ほとんど全てのガイドには「鞍馬から貴船への行き方」とか鞍馬〜貴船おすすめコースと出てきますが、わたしは一つの御神体はそれひとつとして参るのがいいと思いました。



あ、そうそう、虎さんがここまで導いてきてくれたんだった。


虎よありがとう。




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