ふと、今日が満月であることに気がついた。
なぜか、いつも気にしていないつもりでも、ふと今日が満月であることに気が付く。
今日の満月に思い切った手放しをしよう。
いろいろ蓄積してきているもの、知識や情報として持つものがたくさんふえるけれど、その中からもういらないと思うものを手放していく。
知識や情報として蓄えたものをはずせば外すほどに、シンプルに与えられた命に近づく。
命というものに刻まれている生きるプログラムに近づくのではないか、と思う。
知識や情報による対応とかそういうものではなくて、どんな状況においてでもその時の最善の答えを命は知っていてその場の最も適切なことがわかるような、そんな構造がすでに命のプログラムには組み込まれているのではないか。
人類がいろんな時代を経て、生き残るための本能として身につけた不安や恐れというもの。
その不安や恐れによって、自分の外側に答えを求め、何かを持つことで安心しようとしている。
でも、それがどんどん繰り返されて今となっては何かを持ちすぎていることで逆に問題が起こっていることの方が多いような気がする。
あれさえあれば、これさえあれば、と何かを持つことで安心しようというのではなく、どんどん捨てて本来の命の持っている「うまくいくプログラム」に身を委ねて生きることで楽に本来の自分らしく生きられるのではないだろうか。
外に求めるのをやめて、命を信頼するということができれば、命から離れずにいれば絶対大丈夫という境地にいられる。
教育はその人が生きていきやすいようにとされるものですが、逆に命から離れるものになっては、かえって生きづらくなるものになる。
本来は全てがうまくいくように組まれた神のプログラムである命から離れ、いつの間にか命を殺すことが当たり前になってることがあまりにも多すぎる。
虫を殺す農薬も、人を殺す原爆も、公害も、一体なぜそんなことになっているのか。
本来の命のプログラムに返れば、全てはまあるく収まること。
命から離れて知識だけを肥やしていった結果何が起こっているというのだろう。
今、「風の時代」になったと言われている。
求められるのは知識を増やしていくこと、何かを持ってくることではなくて、削ぎ落としていくことで命に立ち返っていくこと。
いろいろ持ちすぎたものを手放して命をベースにした循環の世界に身を委ねていくこと。
命に対する信頼だけで生きていけるのではないだろうか。
命に尋ねてみれば、言語ではない納得感で必要なものにリンクすることができる力をもともと与えられているんじゃないですか。
予めの予備知識も、計画も地図もなくても命に従って生きるという力を私たちは持っている。
今日の満月にいろいろなものを手放して、そんな境地に近づきたいなって思う。
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